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喉ケアの話
近年ステージで飲んでる真空ポットを見かけている人も多いと思う。
あれの中にはリコリスティーというハーブティーが入っている。
日本語でいう「甘草」だ。
文字通り甘いのだけど、同一の商品はいくつもあって
中にはやけにとろっとした甘味だったり
味の合わないものもあるんだけど、常用しているものはそれがあまり気にならないもの。
そこに辿り着くまで、似たような人気商品スロートコートだったり
枇杷のシロップやカリンの蜂蜜漬け、龍角散や一般的なのど飴などいろいろ試した。
いまだにナチュラルなハチミツはよく使うけど
砂糖の混ぜ物問題があったり、口周りのど周りのベタつく感じがどんどんダメになって
マヌカハニーなど、限られたものばかり使うようになった。
そんな中、リコリスティーは味は甘いのだけど、嫌な後味は残らないし
ホットで保温したまま飲むと喉を温めるので、水とは別で一日500mlくらいを用意しておけば
会場入りからライブ終了まで大体持つ感じ。
のど飴もかなり種類が多いけど、風邪をひいて咳が止まらず
喉が極度に乾燥している場合なんかは有効だと思うけれど、
歌による生体の炎症なんかには、個人的にはあまり効果を感じない。
でもこれは結構個人差があると思うので、その人の持ってる特性や
喉の使い方、ダメージ具合によってもより、その人の状態に合ったケアは変わってくるんじゃないかと思ってます。
オリーブオイルを喉に回して飲む。ということをする人もいるし
それを自分も試してみたんだけど、気持ち悪さが上回っちゃってダメだった。
あとは勝手に自分が「空うがい」と呼んでいる方法で強制的に枯れた喉を治す方法があるんだけど
これはテキメンに効果あります。
要はエッヂボイスを痛んだ声域にゆっくり持続的に当てて、
声帯そのものを強制的にストレッチする方法。
自分はこれを20代の頃からずっとやってます。
ツアー中や対バン相手の共演者、メンバーなんかは
ずっと呪怨みたいな声(音)を出している自分の姿を多く目撃しているんじゃないかな。
だいぶ怪訝な顔されるし、危ない人認定している人も多いかも 笑
無茶苦茶な歌い方をする自分は声を枯らすときは歌い終わって、一晩かけてダメージが蓄積する。
だから、寝て起きた直後なんかは声がガッスガスの状態。なんてことはザラにある。
それでも、連チャンのライブなんかはどうしても本番までに治さなきゃいけない。
そこで上記の「空うがい」が抜群に効くわけです。
確実に効果はあるんだけど、本来不随意筋である声帯を強制的に振動させていくわけだから結構疲れる。
また、ダメージが深刻な場合は回復させるためにはかなり時間もかかる。
イメージ的には特定の音階部分が枯れていた場合、その周辺の回復をするのに大体20分くらいかけて回復させていく。
ローミッドが枯れていたら、その部分、高音・裏声だったらその分を意識的に回復させることができる。
スポーツマッサージに近い感覚かな。
それの手の直接届かない、喉(声帯)へのアプローチって感じ。
本来なら喉を枯らさないように歌えるのが一番なんだけどね。
みんなも大事にしていることやこだわって貫いてることありませんか?